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魚へのまなざし ― 長嶋祐成と大野麥風 ―

魚へのまなざし

日 時

5月27日(土) ~ 7月2日(日)

10:00-17:00(入場は16:30まで)
※火曜日休館

会 場
美術ホール
5階
4階
チケット情報

一般 700円 シニア(65歳以上)・大高生 600円 中学生以下 無料

障がい者手帳等をご持参の方は半額、その介助者の方1名は無料。 

お問い合わせ 尼崎市総合文化センター
文化課美術担当TEL.06-6487-0806(10:00 ~ 17:00)※火曜休館

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イベント詳細

魚に魅せられた二人の画家
 透き通るような水彩絵具をもちいて細やかな筆遣いで魚を描き、「魚譜画家」として注目をあつめる、長嶋祐成(1983年- )と昭和初期に「魚の画家」として名声を博した日本画家、大野麥風(1888年 - 1976年)。魚に魅せられた二人の画家の展覧会を開催します。
 魚のしなやかな動きや鱗の輝きなど、生態をつぶさに観察して描かれた作品は、画家の生物そのものに対する好奇心に満ちた眼差しによって、親しみやすさと愛らしい魅力をたたえています。
 大阪に生まれた長嶋祐成は、幼い頃の釣り体験をきっかけに魚に魅せられ、魚を描くことを通して水辺から得る素晴らしい自然を未来へと引き継ぐことを目指し活動しています。国内外からの依頼にこたえて様々な魚を描くほか、自らの文章を添えた絵本や図鑑など出版活動でも魚の魅力を発信しています。
 明治期に東京に生まれた大野麥風は、洋画を学んだ後に日本画に転向し、関東大震災後、関西に移り住み、兵庫県西宮市で長く活動しました。特に魚を好んで描き、代表作『大日本魚類画集』は、大野が描いた原画を木版画職人による「原色木版二百度手摺り」ともうたわれた高度な技で摺り上げられた美しい版画集で、出版当時に好評を博しました。
 本展では、姫路市立美術館が所蔵する『大日本魚類画集』の全72点の中から、大阪湾近海で見ることができる身近な魚たちを中心に40点を選び、長嶋が描いた日本の海に生息する彩り豊かな魚たち約60点を加えて一堂に紹介します。また、開催地である尼崎の海の歴史を伝える資料展示や、様々な関連プログラムもあります。魚の絵を通して日本の豊かな海の恵みを感じてください。
 
図版上:大野麥風《カワハギ》 『大日本魚類画集』所収 1938年 姫路市立美術館蔵
図版下:長嶋祐成《カサゴ》 2022年 作家蔵
 


展覧会チラシを表示(PDF 約0.96MB)

 

 
長嶋祐成 (ながしま ゆうせい 1983年―)
大阪府生まれ。京都大学総合人間学部卒。デザイン会社勤務などを経て、 2016年4月石垣島に移住。個展での作品発表の他、絵本『きりみ』(河出書房新社 2018年)、『THE FISH 魚と出会う図鑑』(河出書房新社 2020年など書籍の出版や様々な媒体への作品提供、京都水族館、陸前高田市立博物館などに展示用の作品制作を委託されるなど、幅広く活躍している。
 

 
大野麥風 (おおの ばくふう 1888年―1976年)
東京都生まれ。洋画を学んだ後、日本画に転向。関東大震災を機に兵庫県西宮市に移り住み、同地を拠点に日本画家として活躍。1937年に西宮書院から出版された版画集『大日本魚類画集』では原画を担当した。 2010年に姫路市立美術館、2013年に東京ステーションギャラリーにおいて個展が開催され、今なお多くのファンを魅了している。
 

 

【関連事業】

1―  長嶋祐成 アーティスト トーク  
「いまこの瞬間を生き、そうあるものを描く」
5月27日(土) 15:00 ~ 16:30   ※終了しました。
対象:どなたでも  定員:30名(事前申し込み)  
参加費:無料(要・展覧会チケット)
 
2―  長嶋祐成 ワークショップ  「尼崎の水の生き物を描こう」
5月28日(日) ※終了しました。 
② 7月1日(土) ※定員に達しました。
いずれも 13:00 ~ 16:00
対象:小学生以上  定員:各15名(事前申し込み)  参加費:無料
 
3―  学芸員による作品解説会
6月10日(土) 、24日(土)15:00 ~ 16:00
対象:どなたでも  定員:20名(当日先着)  
参加費:無料(要・展覧会チケット)
 
4―  「さかなの日」スペシャル
毎月3日から7日の「さかなの日」にちなみ、尼崎の魚を食べたり、
ゲームで楽しく学びましょう。
 
6月3日(土)、4日(日)
①魚つりゲーム
『尼崎産魚』に描かれている魚のイラストを釣り上げて遊びます。
参加費:無料(要・展覧会チケット)  申し込み:不要
時間/場所:10:00 ~ 17:00、尼崎市総合文化センター 4階展示室内
 
6月5日(月)
②尼崎のお魚弁当
尼崎で釣れた魚を釣り人から分けてもらうフィッシュ・シェアリングに取り組む、武庫川魚港「ことぶき食堂」によるお弁当を販売します。
数量:37個(先着順) 価格:500円(税込)
販売時間/場所:当日12:00~、尼崎市総合文化センター 4階 エレベーター前
 
 
海の学びフェス(野外会場)  
 
6月18日(日) 会場:尼崎運河 集合場所:北堀キャナルベース(尼崎市道意町6丁目)駐車場あり
 
(1)尼崎運河クルーズ ※雨天の場合は6月25日(日)に延期します。
キャナルガイドの解説を聞きながらボートで運河を巡ります。
◇1回目10:00 ~ ◇2回目11:00 ~
参加費:無料 対象:中学生以上 定員:各回8名
 
(2)環境学習
「尼崎の海を知ろう」
尼崎運河周辺の生物調査や観察、水質浄化活動を通じて、命のつながりや持続可能な社会について学びます。
10:30 ~ 11:30
講師:中岡禎雄(ネイチャークラブ)
参加費:無料 対象:小学生以上 定員:20名
 
 
6月25日(日) 会場:尼崎運河 集合場所:北堀キャナルベース(尼崎市道意町6丁目)駐車場あり
 
(3)パドルボート体験(SUP Canal Cruising)※雨天中止
パドルボートを自分で漕いで尼崎運河の水上さんぽを楽しみます。
◇ 1回目9:30 ~ ◇ 2回目11:00 ~(各回1時間程度)参加費:2,000円(レッスン料、レンタル料、保険料込み、現金のみ)対象:中学生以上 定員:各回4名
 
服装は、動きやすい、濡れてもいい格好でご参加ください。ジーンズは不可。洗面所、着替えできるトイレあり。履物はシュノーケル用シューズ、濡れてもよい運動靴などで、底が厚くないもの。裸足可。前日の天気予報で降水確率が50%以上または、風速6m以上の時は中止します。お申し込みの際、延期のお知らせに必要なため、電話番号は携帯電話等、必ず連絡のつきやすいものをお伝えください。なお、延期の場合、当センター公式ツイッター( @ARChall_info )での告知も予定しております。
 
 
3― 作品解説会と4―「さかなの日」スペシャルをのぞくすべての催しは事前のお申込みが必要です
以下の申込先に5月6日(土) ~ 21日(日)の間に電話でお申込みください(先着順※火曜休館)。
※定員に達していない催しは、5/21(日)以降も引き続き募集しております。下記にお問合せください。
 
お問い合せ・申し込み先:
尼崎市総合文化センター  文化課美術担当TEL.06-6487-0806(10:00 ~ 17:00)※火曜休館
 
ご来場の皆様へ: ご入場の際は手指の消毒など、新型コロナウイルス感染症拡大防止のためにご協力をお願いします。 
 
 
 
 

長嶋祐成氏インタビュー公開中!(約25分:会場でもご覧いただけます)


主催・後援・協賛など

主 催

公益財団法人尼崎市文化振興財団

後 援 尼崎市、尼崎市教育委員会
協力 姫路市立美術館、尼崎市立歴史博物館、ネイチャークラブ、株式会社尼漁開発、尼崎運河〇〇クラブ、武庫川魚港ことぶき食堂
特別協力 船の科学館「海の学びミュージアムサポート」

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